２０１０年のマスターズ戦記

予選初日の木曜日

日本人選手は片山、石川、池田の三選手が出場でしたね。テレビ中継は日本人の選手のハイライトの映像もあります。予想外の片山の不調で？出遅れは残念でした、二度目の石川は去年とは違い堂々たるプレーが印象でしたね。池田も初めてとは思えない雰囲気でまるで日本でプレーしているような感じがしました。

初日は6回優勝経験がある70歳のジャック・ニクラウスと80歳のアーノルド・パーマーが名誉スターターを務め、開幕する。ティーショットだけ打ちます。始球式のようなものですね。

出場自粛から復帰するタイガー・ウッズ(米国)は崔京周(韓国)らと同組でスタート。2年連続出場で初の予選通過を目指す石川遼は、アーニー・エルス(南アフリカ)アンソニー・キム(米国)と同組でティーオフ。

初出場の池田勇太は4バーディー(2ボギー)を奪い2アンダー、17位と好発進。2年連続出場で初の予選通過を目指す石川遼は5バーディー、5ボギーのイーブンパーで32位。昨年4位の片山晋呉は3オーバーの63位とやや出遅れた。

驚いたことに50歳のフレッド・カプルス(米国)が66で単独首位でホールアウト。ここ何年か前にブリジストンのダリバーに変えて以来飛距離がぐんと伸びたと聞きました。腰痛もひどいらしいですがスニーカーのようなカラフルな靴も目立ちましたね、フィル・ミケルソンは奥さんのがんが発見されて以来いろいろながんのキャンペーンなど出ているようでアメリカのスポーツ選手はよくこういう話に貢献しています。60歳のトム・ワトソンは去年の全英に続いてビックスコアでしたね、マスターズはコース改造で距離が延びたこともありロングヒッター有利になってきたと思いましたがワトソンのスコアには飛ばない自分にも勇気が出てきます。崔京周、テレビ解説ではタイガーとまわっても気にならないと言っていましたがやはりテンポとかがあうのでしょうね、タイガーのファンは多いのでうるさいからやり難いと思いますが。先にY・E・ヤンがメジャー優勝をしているから次は自分と思ってるでしょうね。

予選２日目の金曜日

石川遼は2バーディー、6ボギーの76と崩れ、通算4オーバー、148で1打及ばず、49位で2年連続の予選落ちとなった。最終ホールでのボギーは痛かったですね。どうも１８番はティーショットをFWキープできないとパーオン出来ない選手が多くてよらず入らずのボギーが多かったですね。

タイガー・ウッズは3バーディー、1ボギーの70で回り、通算6アンダーで首位と2打差の3位。

池田勇太は77と苦しんだが、3オーバーの40位で決勝ラウンドに進出。昨年4位の片山晋呉も77と崩れ、8オーバーで予選落ち。

リー・ウェストウッド、イアン・ポールターの英国勢が通算8アンダーで首位。史上最年少の16歳で出場のマテオ・マナセロ(イタリア)は3オーバーの40位で予選を突破した。

決勝初日の土曜日

不倫スキャンダルからの復帰戦となるタイガー・ウッズ(米国)は7バーディー、5ボギーの70とスコアを二つ伸ばし、通算8アンダーの208で首位と4打差の3位と逆転優勝に望みをつないだ。

日本勢でただ一人予選を通過した池田勇太は、3バーディー、3ボギーの72で回り、通算3オーバーの31位に順位を上げた。

リー・ウェストウッド(英国)が通算12アンダー、204で首位を守り、2ホール連続イーグルを記録したフィル・ミケルソン(米国)が1打差の2位につけた。

最終日の日曜日

2位から出た39歳のフィル・ミケルソン(米国)がボギーなしの5バーディーで67をマーク、通算16アンダーの272で4年ぶり3度目の優勝を果たした。

トップと4打差の3位からスタートしたタイガー・ウッズ(米国)は69で回り、不倫スキャンダルからの復帰戦を5打差の4位で終えた。

メジャー通算4勝目となったミケルソンは今季ツアー初勝利、通算38勝目で賞金135万ドル(約1億2555万円)を獲得した。首位スタートのリー・ウェストウッド(英国)が3打差の2位。初出場の池田勇太は4バーディー、3ボギーの71で通算2オーバーの29位だった。

２０１０年のマスターズの結果