基礎情報

マスターズ・トーナメント The Masters

開催場所 アメリカ、ジョージア州オーガスタ
創設年 1934年
開催コース オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
基準打数 パー72
ヤーデージ 7,435ヤード
ツアー USPGAツアー
ヨーロッパPGAツアー
ジャパンゴルフツアー
競技方法 ストロークプレー方式
賞金総額 約7,500,000ドル
開催月 毎年4月

〜歴史〜

 1934年にボビー・ジョーンズと友人で実業家のクリフォード・ロバーツの企画により「オーガスタ・ナショナル招待選手権大会」と題して開幕したが、 1939年に当初ロバーツが考えていたものの、ジョーンズが嫌っていたのですがマスターズというタイトルに変更になりました。

 毎年4月の1週目の週末に開催されます。出場選手は前年度の世界各地のツアーでの賞金ランキング上位者、メジャータイトル優勝者など。 招待資格を満たす名手(マスター)たちしか出場できないことから「マスターズ」の大会は"ゴルフの祭典"として最も有名な大会となっています。

 1960年から公式戦(4日間ストローク)の前日にパー3コンテストが開かれている。優勝賞金は開幕当初は特に定めないで、3日間の入場収入などを基に決定する(2008年は賞金総額750万ドル、優勝賞金135万ドル)。 優勝者には優勝賞金に加えてグリーン・ジャケットが贈られ、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの名誉会員となる。

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 他のゴルフメジャー大会は毎回開催コースが異なるが、マスターズは毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催される。 このコースはとりわけグリーンの難度が高く、「オーガスタのグリーンはガラスのグリーン」とよく言われる。 更にINの11番・12番・13番の3つのホールに至っては「神に祈る」と言う意味も込められたのかは分からないが別名・《アーメンコーナー》と言われて恐れられている。 フェアウェイもアンジュレーションが大きく、バーディを狙うにはティショットを正確に理想的なセカンドショットのポジションに運ぶ必要がある。 また、谷と森が作り出す気まぐれな風も起こる。こうした環境が、トーナメントの名の通り、名手に相応しい技術の持ち手を選ぶことになる。 一方、ラフはファーストカットまでで、長いラフのセットとなる全米オープンとの違いが顕著に表れる部分であります。

 1961年に南アフリカのゲーリー・プレーヤーが優勝し、初めてのアメリカ人以外の優勝者となりました。1975年にはリー・エルダー(Lee Elder)が黒人選手として初めて出場した。09年にアルゼンチンのアンヘル・カブレラが初の南米勢優勝を果たした。

 05年の大会では、“帝王”ジャック・ニクラスがマスターズからの引退を表明しました。 最近になって歴代優勝者枠の出場年齢の上限が「65歳」と定められたが、以前はその規定がなかった。 アーノルド・パーマーは74歳の2004年まで出場を続行したが、ニクラスは新規定に従って65歳でマスターズを引退した最初の歴代優勝者となる。 優勝したウッズは「29歳3ヶ月」で4度目の優勝を果たし、30歳を迎える前に4勝を挙げた最初の選手となった。(4勝の時点でパーマーは34歳、ニクラスは32歳であった。)

 一方、最年少の出場者は1952年にアマのトミー・ジェイコブスで、17歳1か月でした。09年に招待された石川遼が初日時点で17歳6か月で、2番目に若い選手となる。

 優勝が少ない選手が優勝することが多い他のメジャートーナメントと違い、ビッグネームが順当に優勝することが多い。これは毎年同じゴルフコースで開催されるという特性から、ベテランほどこのコースの経験を多く持っていることが原因と考えられる。 だが、2007年大会は世界ランキング56位(当時)でツアー1勝しかしていないザック・ジョンソンが優勝し、大会史上初といってもいいビックネームでない選手の優勝となりました。

 最近では4日間終了時点で1位が2人以上いた場合、プレーオフは、サドンデスによって争われる。以前は、翌日に18ホールのストローク・プレーや、4ホールのストロークで争っていた。プレーオフは18番と10番ホールで行われます。


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